2012-01-01から1年間の記事一覧
米国に於ける過去40年間の電気代の推移を、EIA(U.S. Energy Information Administration)のサイトの情報を元に、エクセルに入れてグラフにしてみた。単位はkWhあたりの単価(US$)。 1973年からの40年間に渡るデータであるが、2003年ごろから急激に高くなって…
米国に於ける発電の主役はずっと石炭火力発電で、10年前には全発電量の50%を石炭火力発電が占めていた。下のグラフは2011年の統計。石炭火力発電が42.1%を占める その理由は、天然ガスに比べて廉価である事と、値段が極端には上下しない事であった。 下のグ…
太陽光発電のもう一つの方式は、レンズや反射鏡を用いて太陽光を集光し、より単位面積あたり、単位ワットあたりの価格を下げようと言うアプローチである。 集光型太陽光発電(CPV)と呼ばれるこの方式も、2008年にシリコンの値段が上がった時に色々な既存企業…
日本では、太陽エネルギーを用いた発電としては「太陽光発電(PV)」が一般的であるが、米国では「太陽熱発電(CSP)」を用いた大規模発電所も盛んに作られている。 下図に主な方式を記す。 「太陽熱発電(CSP)」の特徴としては下記がある。 太陽光発電(PV)より反…
2012年もいよいよ押し迫ってきたが、今年は太陽光発電(PV)のモジュールの値段が劇的に下がった1年であった。 そもそも、2008年にシリコン素材の値段が一気に上がり、「モノシリコン(単結晶)」も「ポリシリコン(多結晶)」もウエハーの値段が2倍以上に…
US Departmet of Energyの最新レポートで、2011年の米国での「再生可能エネルギー発電」の「設置量」と「発電量」の統計が出ている。 2011年の米国の総発電は「4,117 Million MWh」だが、そのうち、「再生可能エネルギー(水力発電を含む)」による発電量は1…
1ヶ月以上アップデート無しで申し訳ない。その間に、20万ページビューを達成していた。 9月末にシリコンバレーに戻ってきて以来、久々に長く過ごしており、その間バタバタと走り回っている。 昔の半導体仲間と会ったり、クリーンテックで頑張っている人…
1985年にシリコンバレーに来て以来のマックユーザー。最初に使ったマックは、ハードディスクさえ無くて、1枚のフロッピーディスクに、OS、アプリ、個人データを入れるというもの。当然メールとかウエブとかは想像さえ出来ない時代であった。 さて、今まで使…
今日は「Palo Alto International Film Festival」の最終日であった。 幾つかのAward Ceremonyの後、メイン会場の屋外映画館で「Creature from the Black Lagoon」の上演があった。筆者は遥か昔の小さな頃に日本のテレビで見た記憶があるが、アメリカでも年…
今日の「Palo Alto International Film Festival」で「Children Who Chase Lost Voices」を鑑賞。 非常に良かった。 英語に吹き替えられているかと思ったが、日本語のままで、画面の下に英語の字幕が出た。
今回の映画祭は幾つかの屋内映画館と、メイン会場である「Festival Village」で開かれている。 「Festival Village」は、「University Ave」と「Hamilton Ave」の間、「High Street」の駐車場に椅子を並べた屋外映画館になっている。「High Street」はパトカ…
今パロアルトでは、「Palo Alto International Film Festival」が開催されている(2012/9/27~9/30)。無理に訳すと「パロアルト国際映画祭」。 「Inviting Pass」をゲットした映画好きの筆者は、昨日・今日と夕方から通っている。ちなみにパロアルトはスタンフ…
昨日書いた記事の中で「ハイブリッドシステムは、GM Allison社が供給」と書いたが、GM Allison社のESS(Energy Strage System:右の写真)には、日本のPEVE社(プライムアースEVエナジー株式会社)のNi-MHのセルが採用されている。(セルだけを用いているのか、PEV…
シリコンバレーでは車が無いと生活が非常に不便であり、各家庭には大人の人数分(2~3台)の自家用車がある事が多い。 ただ、車を所有出来ない人も多く、公共の交通機関も整備されている。 Light Railと言う軌道走行電車も一部では走っているが、大体ガラガラで…
水曜日(8月8日)にシリコンバレーに戻ってきた。 昼間はかなり気温が上がるが乾燥している。また朝夕は涼しくて快適。
昨日、23時間遅れの飛行機で台北に着いた。 台風一過で暑いかなと思ったら、雨がパラパラと降って意外に涼しい。台北(松山)空港からパートナーの会社に直行。あるクリーンテック関連製品の量産化に向けた準備が佳境。 「あのパーツが手に入らない」「金型…
羽田空港でさんざん待たされた挙げ句、今日のフライト(10:05発予定)は欠航と言う事になった。出国手続きを取り消して日本に再入国し、空しく神田のホテルに戻ってきた。「多分こうなるのでは」と思っていたので、神田のホテルはもう一晩予約してあり「昼頃帰…
今8月2日(木)の朝9:10。羽田空港のANAのラウンジで、台北行きのフライト(10:05発、12:30着予定)を待っているところ。 台風9号が今日のお昼から午後にかけて台北付近を通過する。台北の取引先に電話で聞いたところ、台風接近に備えて、今日は全ての学校と会…
同じく、GTMのレポートからの借用であるが、北米に於ける2012年Q1のPVの値段を、ウエハ、セル、モジュールに分けてグラフ化。 ここ数年、継続的に下がってきているが、2012年のQ1では、1ワット(dc)あたりの換算で、ウエハが$0.33/Wdc、セルが$0.53/Wdc、モ…
もう7月も終わろうとしているので、本当はQ2の数字が出てると良いのだが、GTMのレポートから2012年Q1までの米国に於ける太陽光発電設備の新規設置のグラフを下記にしめす。 グラフを見ると一見上がったり下がったりしているが、補助金とかの関係で年末にかけ…
ボーイング社の新型機(787)に東レの炭素繊維強化プラスチック(CFRP : Carbon-Fiber-Reinforced Plastic)が採用され、軽量化・強度強化に貢献しているが、アメリカにZoltek社という同じくCFRPで頑張っている会社があるので、簡単に紹介する。 概要 1975年設…
今日、3週間ぶりにシリコンバレーに戻ってきた。9時間のフライト。前後に2時間ずつで計13時間。SFOは同時に何機も着いて、とんでもない長蛇の列。入国するのに45分。 今日のシリコンバレーの最高気温は26度、最低気温は14度。因に、今週前半に訪問した台北…
なぜ飛行機の降下時にのみ耳が痛くなるのか調べてみた。耳管の空気の通り具合に方向性があるのが原因らしい。 耳の鼓膜の内側にある中耳が空間になっていて、そこから非常に細くて空気の通りにくい管(耳管)が鼻の奥まで繋がっている。 耳管が細い人は空気…
ピーター・ウェア・ヒッグスが素粒子に重さを与える仮定としての理論を提唱したのが、1964年。筆者が素粒子論を勉強したのは1978年なので、ヒッグスの提唱からは14年経っている。 1978年の時点で、CERN(欧州原子核研究機構)による初代の加速器LEP(Large El…
台北のホテルに到着。31度。曇り。蒸し暑い。 また、気圧の調整に失敗。右耳が痛い。
今、羽田空港。これから台北へ。 エアラインのスタッフが浴衣でお出迎え。これだけで何˚Cか涼しくなった気がする。
昨日は「新しい粒子が発見された可能性が高い」というCERNの発表があり、夜飲みに行った焼肉屋でも、良いビールの肴となった。なお、発表ではこの新しい粒子が「ヒッグス粒子」であるとは確定的には説明されていない。 発表スライドでは、「Observation of a…
同じく、新聞記事からの転載であるが、中国での火力発電への投資額が減少とのこと。 調査の期間 2012/1月〜5月期 投資額: 発電事業全体への投資:1143億元(1兆4322億円) (前年同期比1.96%減) 火力発電への投資 : 295億元 (前年同期比25.26%減) 火力…
2009年とちょっと古いが、四国電力のウエブサイトに世界各国の電力消費量のグラフがあったので借用。 円グラフが国別の電力消費量合計。アメリカが1番で中国が2番でこの2国が特に多い。 日本は世界で3番目に電力を消費している。 棒グラフが一人当たりに…
台北に滞在中。但し一泊のみ。今晩の飛行機で日本に移動。 台北の今日の気温は 予想最高気温:32度 予想最低気温:27度 日本も1日の温度差が少ないが、台北も同様。朝から蒸し暑い。 先週は台風の影響で雨が多かったそうだが、今週は一段落。来週また台…