2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧
昨晩は、クライアントさんとの食事の後、ホテルのそばの銭湯に。 1時間ゆっくりお湯につかって足を伸ばし、おそば屋で生ビールを。
現在、PG&EがAB2514に基づく「エネルギー貯蔵装置」の募集を行なっている。 設置予定の変電所とそれぞれの容量(MW x 時間)は下記の通りである。 どういう根拠でこの場所が選ばれ、どういう根拠でこの容量となったのか非常に興味がある。
ロスアンジェルスの北の山岳地帯のTehachapiは、風力発電好適地として既にかなりの風車が設置されている。 しかし、Tehachapiから都市部への送電線整備が進まず、これ以上の風車の設置は難しいという状況が続いていたが、2020年までの33%のRPSを達成するため…
日本は3連休です。アタフタせずにゆっくりしています。 先月のデマンドレスポンスのカンファレンスでメモ書きした自分のノートを読み返していると、自分では忘れているが(笑)、色々面白い事が書いてある。 スマートメーターは高い(たいしたこともできない…
Behind-the-Meter と言われる「需要家サイト」に設置される蓄電装置、先週のSCEの発表では下記の3社が選ばれた。 STEM 85.0MW Advanced Microgrid Solutions 50.0MW Ice Energy Holdings, Inc. 25.6MW このうち、STEM社は、通常の機器構成が54kW/54kWh(下の…
ブログの更新が遅れ気味です。
1つ下の記事の稼働率に関しての感想を幾つか。 太陽光発電(15%)は意外に稼働率が低い。太陽光資源に恵まれているカリフォルニアにしてこんなものか。最近は太陽追尾装置をつけて、無い場合に比べて発電量を15%~20%増やすケースも増えてきているが、やはりま…
カリフォルニア州における年ごとの発電量の実績(電源ごと)については、このCECのデータベースに掲載あり。 上記のデータベースより、2013年のカリフォルニア州内の電源ごとの定格容量(MW)・年間の発電量(GWh)を用いて単純に稼働率を計算すると下表のとおり…
日本のクライアントさんと話していていつも思うのは、米国の電力マーケットの構造のややこしさ。 スライドやホワイトボードを使って説明してももどかしさを感じる。 1995年の自由化のスタートからの紆余曲折をへて、とんでもなく入り組んだものになっている…
名古屋の某クライアントのところで4時間の講演を行って、今東京へ戻る新幹線の中。 米国に於ける発送電分離の話や、米国での基本的な電力マーケットの話や、アンシラリーサービスマーケットの新しいビジネスモデルの話やらをみっちりやった。 写真は、名古…
今回のSCEでのエネルギー貯蔵の調達先に入ったのは、全部で5社だったが、この中で、Advanced Microgrid Solutions社は全くのダークホースであった。 ステルスモードであまり情報が無いが、それでも非常に面白いビジネスモデルで採用が決まったようだ。 目が…
今回、何カ所かでエネルギー貯蔵に関する講演をする為に、スライドを大幅にアップデート。 最新のマーケット情報と技術情報を網羅。 100ページ位のつもりが、例によって大幅に増えて、150ページとなった。 各ISO/RTO毎のエネルギー貯蔵への対価を比較して纏…
週末に成田に着いて、アタフタと走り回っています。 最新の米国のエネルギー貯蔵のマーケットと技術を何社かで講義します。 ところで、酷使がたたってハンドルが壊れたRimowaのスーツケース、US Support Centerに写真をメールで送ったら、1週間で新しいハン…
無効電力(reactive power)の定義を電力事業連合会のウエブサイトより。 「無効電力」というと、無駄な物と聞こえるが、電力系統の品質維持にはとても大切である。 LED照明を照らす為の「交流→直流変換回路」とかでは、力率は99%等である事が要求されるが。 h…
今、夜の8時だが、準備が終わらず、パニック中。 う〜〜ん、今晩は徹夜か。。。。
2020年(設置期限は2022年)までの総計1.3GWのエネルギー貯蔵の義務化のうち、SCEは2014年末までに90MWの発注先を決めなければいけない。今回の対象を赤字で記す。 その発注先の発表が先週あった。 Behind-the-Meter (需要家サイトに設置) Ice Energy Holdings…
Aquion Energyが、またまた$38MをVCから調達したという。 つい最近の9月に$25M集めたばかり。 今年の1月には$55M集めていた。 今年になってからだけでも、$55M+$25M+$38M=$118Mですね〜 Aquionへの投資家には、Bill GatesやBright CapitalやGentry Venture…
カリフォルニア州では、再生可能エネを推進し、環境負荷を下げるために、電力会社(LSE=IOU+POU)が電力を調達する際には、下記の「Loading Order(購入優先順位)」にしたがって調達をすることになっている。 省エネ(Energy Efficiency) デマンドレスポンス(D…
2007年にカリフォルニア州の電力関連の主要な関係者が集まり、RETI (Renewable Energy Transmission Initiative) が結成された。 RETIは、カリフォルニア州内に31箇所のCompetitive Renewable Energy Zones (CREZ)を設定し、長期的には80 GW以上の容量が可能…
カリフォルニア州の再生可能エネルギー発電ターゲットの33%は、今の時点ではギリギリ達成可能と言われているが、下の図は建設中の各種の発電施設で、送電網への接続のQUEUEに入っているもの。 円グラフの大きさが発電量の大きさを示すが、グラフの横の数字は…
日本と違い、米国の電力網の階層は極めて複雑で、幾重にも色々な組織や機関が絡んでくる。 しかし、ある地域内でバランシングしないと、電力の安定供給が出来ない。 電力は、常に「供給」と「消費」がマッチしないと、電圧や周波数が狂う。 この「供給と消費…
カリフォルニア州のRPSの定義を色々な資料で見ていたら、頭がごちゃごちゃになってきた。 自分の整理の為に再度英語のままで転記する。 Category One includes electricity from RPS-eligible resources that have their first point of interconnection wit…
カリフォルニア州には、3つの大きな私営電力会社(IOU)がある。 Pacific Gas and Electric (PG&E) Southern California Edison (SCE) San Diego Gas & Electric (SDG&E) これらの3社のIOUで、カリフォルニア州内の68%の電力販売を賄っている。 (というか、68…
しつこいですが、RPSの話です。 そもそも、RPSは、カリフォルニア州にあるそれぞれの電力会社(75社ある)が、それぞれが販売した総電力を分母として、そのうち再生可能エネルギーで発電された電力を分子として、その比率を各社とも33%以上にしようという政策…
昨日書いたカリフォルニア州のRPSのカテゴリーであるが、2020年の33%達成までに、それぞれのカテゴリーの比率の目標も決まっている。 下図の様に、「カテゴリー3」を順次減らして行く。まあ、「カテゴリー3」は「クレジット」を買うだけで、実際に再生可能…
ブログ読者を対象にセミナーを開催します。(有料です。) 会場:神田エッサムホール 時間:18:00~21:00 日程:まだ決めていませんが多分11月26日(水)、27日(木)、28日(金)のどこか 募集人数:20人程度(希望者が多くて、かつ広い会場が空いていれば40人まで)…
ちょっと細かいが、自分のメモです。RPSに滅茶苦茶興味のある人以外は、飛ばしてください。 カリフォルニア州のRPS33%にカウントされる為には、3種類のカテゴリーがある。 それぞれに幾つかのややこしい決まりがある。 電力網というのはどこまでも繋がって…
自分のメモです。 カリフォルニア州には、CAISOというISO(Independent System Operator)があり、ここが州内の80%程度の電力の流れをコントロールしている。 しかし、残りの20%はそれ以外がコントロールしている。 その管理域内の電力の「同時同量」を仕切…
米国では、毎年の様に新しいエネルギー貯蔵の会社が生まれては消えて行くが、「Alevo」というリチウムイオン電池ベンチャー企業が$1Bの工場を建設するとの事。 その特徴は カソードにLiFePO4(リン酸鉄)を用いる アノードにsulfur(硫黄)を用いる 40,000回のテ…
下のグラフは、米国に於ける高圧送電線建設の毎年の敷設距離の推移である。 「高圧」の定義が、1990年ごろまでは132kV以上を、それ以降は200kV以上と変わったが、それでも、1960年代から1970年代の建設ラッシュがよく分かる。 電力自由化に関わる混乱のピー…