ロスアンジェルスの北の山岳地帯のTehachapiは、風力発電好適地として既にかなりの風車が設置されている。
しかし、Tehachapiから都市部への送電線整備が進まず、これ以上の風車の設置は難しいという状況が続いていたが、2020年までの33%のRPSを達成するために、送電線整備が進んでいる。(この話は追って)
同時に、風力発電の出力変動を抑える為のエネルギー貯蔵システムが設置された。
- 名称:Tehachapi Storage Project (TSP)
- 場所:Monolith変電所
- 風力発電の規模:4,500 MW (by 2016)
- 事業者
- 電力会社:SCE
- セルのベンダー:LG Chem
- 全体の取り纏め:ABB(balance of plant)
- 方式:リチウムイオン電池
- 構成:
- 1つのセルは60Wh (General MotorsのChevrolet Voltに使われているセルと同じ)
- モジュールは3.2kWh、ラックは58kWh
- 60万個のセル、1万台のモジュールで構成
- 600台のラックに収納、4セクションに分かれる
- モジュール:セルを14直列、4並列に構成
- 全体性能:8MW/32MWhの出力/容量
- コスト
- 総コスト: $49,956,528
- 連邦政府支援: $24,978,264 (American Recovery and Reinvestment Act of 2009.)
こちらが参考記事。