デマンドレスポンス

日本は3連休です。アタフタせずにゆっくりしています。
先月のデマンドレスポンスのカンファレンスでメモ書きした自分のノートを読み返していると、自分では忘れているが(笑)、色々面白い事が書いてある。

  • スマートメーターは高い(たいしたこともできないのに)。
  • ビジネス顧客の場合、需給逼迫時にリアルタイムの値段を滅茶苦茶高くしたら(テキサスみたいに)、後は需要家が勝手に節電するのでは?(リアルタイムの電気代がクラウドを通して分かる様になっており、ビル内のサーバーがそれを読んで警告を出す。)
  • 家庭内の個々の家電品をコントロールする事は難しい。(セントラル方式の家庭向けエアコンは「サーモスタット」を替えれば可能。米国では日本の様な壁掛け式エアコンは少ない。)
  • 全米各地でデマンドレスポンスの実証実験をやっているが、「これだけ削減出来た〜〜」でも「コストがかかりすぎるのが一番の問題」と言う結論になる。
  • 需要家にはたいしたメリット(インセンティブ)がない。結局電力会社の為にやっているようなもの。
  • 電力会社もコストがかかりすぎる割には削減出来る電力量が少ないので今ひとつやる気になれない。
  • テクノロジーは今後とも良くなる。問題はレート。All we need is "rate".
  • BYOT(Bring your own thermostat)は大事なコンセプトであるが、それが出来れば家庭向けのデマンドレスポンスが進む訳では無い。
  • そもそも、デマンドレスポンスに参加して、少しインセンティブが貰えてもあまり嬉しく無い。

等々でした。
下記の地図が米国に於ける州毎のスマートメーターの設置状況。カリフォルニア州テキサス州は75%以上の家庭で設置されているが、25%以下の州がほとんどである。

電気料金が安い州が、これらのスマートメーターの設置が進まない州とほぼ一致すると思うが。