エネルギー市場

「米国の最新エネルギー事情」についての講演

昨日は、東京電力の「経営技術戦略研究所」様にお呼びいただいて、「米国の最新エネルギー事情」について講演しました。日本と米国では電力システムに関する考え方やアプローチが異なりますが、その違いを超えて、良いものはどんどん取り込んでいきたいとい…

インタビュー記事後編

インタビュー記事の後編が公開されました。アメリカの再生可能エネルギーにご興味のある方は、是非ご一読を。 https://energy-shift.com/o/83ca3858-42fc-4f15-aa30-e5efc3c646f7?fbclid=IwAR2X6Z5yx7wqqajiNEXh8O9Se5iQpJDzVQrajrqqXC4h-cURT1l46Y3VF34

アメリカの再エネ事情について

しばらく前にインタビューしていただいたEnergy Shiftさんの記事(前半)が掲載されました。アメリカの再エネ事情について支離滅裂に語った内容が、図表入りで綺麗に整理されています。エネルギー問題に興味のある人は是非ご一読ください。なお、全文読むには…

カリフォルニア州独立系統運用機関はさらに広域化するのか?

カリフォルニア州では、いくつもある電力会社の上に乗っかるようにCAISO(California Independent System Operator: カリフォルニア州独立系統運用機関)という組織があり、電力自由化・発送電分離に合わせてカリフォルニア州での電力網の安定化や同時同量を…

カリフォルニア州を中心に米国西部の電力網が広域化するか!?

今回、California ISOのシンポジウムに参加していろいろ考えることがあった。 ところで、ISOはIndependent System Operatorの略で、日本語では「独立系統運用機関」と呼ばれる。 送電網の所有権は電力会社に残したままで、複数の電力会社の上に乗っかった形…

分散発電にかかるコスト

カリフォルニア州の3大IOUの一つで、ロスアンジェルス地区を中心に電力を供給するSCE(Southern California Edison)は、2015年7月1日にその分散電源への移行プラン(Distribution Resources Plans (DRP))を発表した。 このプランには下記が含まれる。 分散電源…

FERC Order 745が裁判で否定され

何回か取り上げたが、FERC Order 745について。 FERC Order 745がワシントンD.C.での裁判(May 23, 2014)で「越権である」ということで取り消され、その影響があちこちででている。「越権である」だけの話が、最近は「デマンドレスポンスに対して容量市場でお…

2014年もあと少し

今年は日米を6回往復して、日本の色々なクライアントさんと議論したり、セミナーを開催させてもらったりした。 日本での電力自由化(発送電分離)の議論も進んできたが、15年ほど先を行っている米国の状況は非常に参考になると思う。 しかし、決して順調な15…

米国の電力マーケット

日本のクライアントさんと話していていつも思うのは、米国の電力マーケットの構造のややこしさ。 スライドやホワイトボードを使って説明してももどかしさを感じる。 1995年の自由化のスタートからの紆余曲折をへて、とんでもなく入り組んだものになっている…

米国のIOU一覧

米国の電力状況を考える時にややこしくしているのは、州毎に規制内容が違う事と、電力会社(Utilities)がやたらに一杯ある事。全米で電力会社と言われている会社は、大小あわせて3,000社以上ある。 WikiPediaを元に、いわゆるIOU(Investor Own Utilities)の一…