2014年もあと少し

今年は日米を6回往復して、日本の色々なクライアントさんと議論したり、セミナーを開催させてもらったりした。
日本での電力自由化発送電分離)の議論も進んできたが、15年ほど先を行っている米国の状況は非常に参考になると思う。
しかし、決して順調な15年間だった訳では無く、試行錯誤と、トラブルと、制度設計変更の連続である。
エネルギー市場、容量市場、アンシラリーサービス市場、デマンドレスポンス市場、等、めまぐるしく変わる。
最近PJMのアンシラリーサービス市場のマニュアル(189 pages)を目にする機会があった。
非常に細かく規定されており、色々な違うサービス間で不平等にならない様に、新しい技術やサービスにチャレンジし易い様に考慮されている。(下図は表紙のイメージなので、クリックしても実物は出てきません!!)
特に、FERC Order 755を具体的な体系に入れこむ際の苦労がひしひしと伝わってくる。

このルール変更資料(ドラフト)をみると、如何にルール作りが大変かが分かる。