2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日の続きです。 BrightSource Energy社が建設予定の392メガワット(Net発電量)のIvanpah太陽熱発電施設(右:予想完成図)についての経済学です。この記事とこの記事に寄っかかって書きますが、勘違いとかがあったらごめんなさい。 推定建設コストが$2.1…
既に何度か取り上げたが、BrightSource Energy社がカリフォルア州の砂漠(国有地)に建設予定の370メガワット(Net発電量)の太陽熱発電施設(Ivanpah)についての続報です。Concentrated Solar Powerを使い、水を節約するために空冷になっています。 資金調…
昨日の続きです。 この世界一の洋上風力発電プロジェクトにかかったお金は、所謂「プロジェクトフィナンス」モデルで調達。電力会社が出したり国家(イギリス)が出したりした訳でない。非常にややこしいが下記の経緯のようです。 2004年1月 計画発表 …
昨日の話の続きです。 世界で一番大きな風力発電施設「Tarnet Wind Farm」がイギリスのケント州の沖合で9月23日に稼働を開始しましたが、風車を作ってインストールした世界最大の風車メーカーのVestas社によると、実働100日で100基の風車を設置した…
昨日の日本の新聞にも出たが、世界で一番大きな風力発電施設「Tarnet Wind Farm」がイギリスのケント州の沖合で9月23日に稼働を開始した。300Mワットの発電能力を有する。これでイギリスの風力発電量は一気に30%増える(元々風力発電量が少なかった…
このIMPACCT(Innovative Materials & Processes for Advanced Carbon Capture Technologies)のカテゴリーで補助金を獲得したプロジェクトは既に15件ありますが、そのうち「GE Global Research Center」は「相変化吸収剤」を使用してCO2を回収しようとし…
このブログの最近の話題は、再生可能エネルギー(太陽や風)を使った発電や蓄電の話が多いが、アメリカ政府(DOE/ARPA-E)が力を入れているのが、IMPACCT(Innovative Materials & Processes for Advanced Carbon Capture Technologies)である。無理に訳す…
このブログでも何度も書いたが、「蓄電」はDOE/ARPA-Eに取って非常に大きなテーマである。Utility(電力会社)が発電所に付随して設置する数百メガワットを数時間溜める大きな電池から、事業所やデータセンターが使う数メガワットを数時間溜める中規模の電池…
次世代送電網の構築に必要な通信機能を備えた電力計(いわゆるスマートメーター。右の写真。)は、カリフォルニア州ではかなり一般的になって来ています。Mountain View市の我が家にも昨年の夏頃にPG&Eによってインストールされました。(全米としては、全く…
昨日のトップ5には入らなかったが、Siemens Energy (ドイツ)は風力発電世界第6位です。総合重電メーカー、シーメンス社の風力発電部門で、1991年に世界で初めて洋上風力発電をデンマークに建設した。 洋上風力ではVestasに次ぐシェアらしい。 イギリスの…
世界の風力発電メーカー(トップ5)です。欧州、北米では、やはり発電単価が安い風力発電が主流です。北米では、太陽光発電の25倍の発電量です。この記事にある様に今年になってから、かなり減速しましたが。 (追記)下記風力発電メーカーの記述には、(…
各国の再生可能エネルギー導入目標です。アメリカではRenewable Portfolio Standards (RPS)とかMandateとか言われています。 米国 2012年までに全電力供給量の10%に 2025年までに全電力供給量の25%に カリフォルニア州 2010年までに20%…
昨日の話の続きです。 エネルギー創成での革新をはかっているARPA-E(Advanced Research Projects Agency-Energy)は、「先進的バイオ燃料(Advanced Biofuels)」というカテゴリーにたいして、いまのところ37プロジェクトに総計$106Mの補助金を出してい…
先日のブログで「Biofuels from Electricity」というプロジェクトのタイトルだけ書いたら「何の事やら分からん」というおしかりを受けました。そこで、DOE(Department of Energy)のサイトとか、ハーバード大学のサイトとかによっかかって、分かる範囲で解説…
Advanced Research Projects Agency-Energy(ARPA-Eという)が選んだ、再生可能エネルギーのプロジェクトの続きです。 「Abound Solar Manufacturing社」 $400 millionの借り入れ保証(Loan Guarantee) 「コロラド州立大学」「NREL(National Renewable Energ…
ARRA(American Recovery and Reinvestment Act of 2009)のなかで、エネルギーは重要な位置を占めます。エネルギー関係のプロジェクトを統括するのは、米エネルギー省(DOE)の関連機関であるAdvanced Research Projects Agency-Energy(ARPA-E:エネルギー…
ARRA(American Recovery and Reinvestment Act of 2009)という去年から始まった巨大な額($787 billion)のインセンティブ(the Stimulusとか言ったりする)が、今のアメリカの"Green New Deal"を引っ張っている訳ですが、これは前政権で始まった"Economic S…
今週の水曜日(2010.9.8)にSan Joseのマリオットホテルで開かれたEnergy Storage Summitに顔を出して来た。と言っても、Conferenceそのものは高すぎるので、Exhibitionだけ。 そこで、CAES(Compressed Air Energy Starge:圧縮空気蓄電)のメーカーが出展して…
スコットランドのOrkneyのそばの海岸で、1メガワットの潮力発電設備が稼働を始めるそうです。 潮力で動く原始的なMILL(粉引き機)は11世紀からあったようですが、フランスのLa Ranceのそばの発電施設は1966年の稼働以来、24基のタービンで最大24…
右の写真はJohn Deere社という、アメリカでは農業用の機械の会社として有名な会社のロゴです。この会社は、1837年にMr. John Deereが設立して、その後一貫してトラクターとかコンバインとか芝刈り機とか雪かき機械とかを作って来ています。2008年はFortu…
再び、アメリカの風力発電の話題です。 AWEA (American Wind Energy Association)の数字によると、米国の風力発電量は2009年は非常に伸びて、10,000メガワットの新規発電量となったようで、これは240万(2.4M)世帯分の新規電力だそうです。 しか…
下の図は、アメリカのESA(Electricity Storage Association)から、拝借して来ました。 色々な似た様な図があるが、これが分かり易い。 Utility(電力会社)レベルで使うためには、10メガワット〜100メガワットの電力を数時間蓄電して、それを数時間かけ…
Duke Energyという電力会社が、テキサス州で開発中の風力発電施設への蓄電池の導入でDOEから$22MのGrantを受けとる事になったそうです。 テキサス州のNotreesという所に建設中の151メガワットの風力発電所で、20メガワットの蓄電が可能との事。発電…
先日、こちらの記事で、Utility(発電所)むけの蓄電池として用いられているナトリウム硫黄(NAS)電池の事を書きましたが、産業技術総合研究所の資料によっかかって、その長所・短所を纏めます。 長所 従来のLead-acid batteries(鉛蓄電池)に比べて体積・…
台湾の半導体生産大手は各社とも太陽光発電パネルの生産に力を入れています。(液晶パネルメーカーも。) 半導体受託生産の大手のUMC社(United Microelectronics Corporation)は、2005年に子会社のNextPower社を設立し、アモルファスシリコン型(a-Si)や微…
台湾は現在その電力需要の42%を石炭でまかなっていますが、これから風力発電に力を入れるとの事。 現在の風力発電による発電量は372メガワットですが、これを2020年までに3,150メガワットにする計画。(風力発電の稼働率を33%とすると、1…
再生可能エネルギーではありませんが、世界の原子力発電所の発電能力と稼働台数のトップ15です。こうやってみると、アメリカ、フランス、日本が突出しています。また、一基あたりの平均発電量が大体1ギガワットであるのが分かります。(2008年1月現在 日本…
2009年の太陽光発電のセル/モジュールの出荷量に関しては色々な統計が出回っていますが、下記(GTM Research)はその一つです。なお、「製造能力」では無く「生産量」です。セルの生産量 1,100.0 MW First Solar(U.S.) 704.0 MW Suntech Power (China) …