再生可能エネルギー導入目標

各国の再生可能エネルギー導入目標です。アメリカではRenewable Portfolio Standards (RPS)とかMandateとか言われています。

  • 米国
    • 2012年までに全電力供給量の10%に
    • 2025年までに全電力供給量の25%に
  • カリフォルニア州
    • 2010年までに20%に
    • 2020年までに33%に
  • EU
    • 2020年までに20%に
  • 中国
    • 2020年までに12.5%に
  • 韓国
    • 2030年までに10%に

アメリカでは、ARRA法(景気刺激法)、州政府の方策などにより多くの「政策的後押し」が存在します。たとえば、再生可能エネルギーを用いる場合、連邦の投資税額控除30%が受けられます。(2016年まで)
カリフォルニア州はシュワ知事の肝いりでかなり挑戦的な目標になっています(達成出来ると思っている人は少ないが)
その為Utility(電力会社)は代替エネルギー発電プロジェクトよりの買い取り保証プログラム(Power Purchase Agreement)を設置(通常、20年契約)し、エネルギー省(DOE)からのローン借入保証(Loan Guarantee)プログラムが適用されだし、雨後の筍の様にIPP(Independent Power Provider)が出来ています。(環境のためというより、金儲けの種と考える人が多いですが。)
また、カリフォルニア州の、大規模再生可能エネルギー・プロジェクトに対する許認可促進プログラムが動き出しており、以前よりは認可のスピードが速くなっています。
ただし、環境保護団体の反対はますます過激になっており、IPPは発電所開発が環境に与える影響の調査に膨大な時間とお金をかける必要があります。個人的には、過去の大規模環境破壊や生態系破壊の痛い経験を生かして、ここはさぼるべきでないと思います。人が住んでいない砂漠だからと言って、何をやっても良い訳では無いので。
下の写真は羊さんとの共存を考えた大規模太陽光発電プラントの青写真です。(コンクリートを極力使わず、またパネルを高くあげてその下を羊さんが行き来出来る様にしています。)