2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Enevate社

米国では、エネルギー貯蔵に対する需要が急速に高まっている。 この理由の一つは、出力が大幅に上下する再生可能エネルギー発電が今後急激に増えるため、その変動幅を吸収する必要が有るからである。 こういう「定置型」のエネルギー貯蔵装置が、米国(カリ…

カリフォルニア州の温暖化ガス削減プランと「Terminator Genisys」

「SB-350(Senetor Bill-350)の法案のうち『2030年までに自動車とトラックの石油使用量を50%削減する』は反対が多く、土壇場で取り下げた」と昨日書いたが、もう一つの大事な法案(SB-32)も却下されて日の目を見なかった。 SB-32とは「カリフォルニア州の温暖…

SB-350(50/50/50)が部分的に可決して法律に

カリフォルニア州議会の今年の会期の最終日(9/11)の深夜に、カリフォルニア州で注目の気候変動に関する法案(SB-350)が(部分的に)可決された。 SB-350法で、 (1)2030年までに建物の電力効率を50%改善する (2)2030年までに電力会社は電源の50%を再生可能エネル…

バイデン副大統領、Solar Power Internationalでスピーチ、ソーラーの重要性を強調

先週、アナハイムでSolar Power International 2015が開かれた。 バイデン副大統領はキーノートスピーチを行い、太陽光発電市場の拡大について非常に積極的な姿勢を示した。 バイデン氏は出席した業界関係者に対し、クリーンエネルギーの創出、退役軍人の再…

Ambri社、人員削減に踏み切る、出荷も延期

個人的に注目してはいるが、技術的にも経営的にもかなり危ないと思っている、Ambri社。 MITのスピンオフで液体金属バッテリーの商業化に取り組んでいるが、かなりの困難に直面している模様。 CEOのPhil Giudice氏は、「残念なことに予想していた通り技術開発…

技術、価格のブレイクスルー狙う発電所レベルの太陽光発電+エネルギー貯蔵プロジェクト(ハワイ州)

ハワイ州のカウアイ島で実施される発電所レベルの新しい太陽光発電+蓄電プロジェクトでは、夕方5時から10時にかけて電力を供給することにより、温室効果ガス削減に加えピークデマンド削減への寄与が期待されている。 2016年、SolarCityはKauai Island Utilit…

「The Asia Pacific Resilience Innovation Summit and Expo」

先週の8月23日(月)と24日(火)は、ホノルルのコンベンションセンターで開かれた下記の学会に参加。 「The Asia Pacific Resilience Innovation Summit and Expo」 ハワイ州は、2045年までに再生可能エネルギー発電を100%にするという遠大(!?)な目標を法制化し…

マウイ電力

下の写真は、8月20日にマウイ電力を訪問した時に、その入り口に掛けてあったその日の発電状況。 一番の上の薄い紺色の線がマウイ島での総電力消費量、オレンジ色の線が太陽光発電(主にルーフトップ)、緑が風力発電。 濃い青色が、総電力消費量から再生可能…