今週の水曜日(2010.9.8)にSan Joseのマリオットホテルで開かれたEnergy Storage Summitに顔を出して来た。と言っても、Conferenceそのものは高すぎるので、Exhibitionだけ。
そこで、CAES(Compressed Air Energy Starge:圧縮空気蓄電)のメーカーが出展していたので、話を聞いた。
- 社名はDresser-Randと言って、大型の発電機械とかを作っている会社
- 巨大コングロマリットのDresserグループの一員
- 2009年の全社の売上が$2,290M
- 今のところCAESの実績は一件のみ
- 新規に設置する場合の機械のみのコストは$60M
ということでした。
風力発電や太陽光発電の場合は、自然環境でばらつく電力発生量を平準化するニーズが多いが、反対に火力発電所や原子力発電所では、一度稼働を始めると同じ発電量がずっと続くので、ピーク/オフピークの電力発生量を調整できない。(火力発電所の場合は、燃料投入をある程度コントロール出来るが)
$60Mというのは機械の値段だそうだが、オペレーションルームとか工事とかオペレーションコストとか色々入れると、1ワットあたりの蓄電費用は2ドルになるそう。先日書いたDuke Energy社の20メガワットの蓄電が$43.6Mと言うのとあまり変わらない。それでも、110メガワットを26時間蓄電出来るのはすごい。
(たぶん続く)