世界の原子力発電所の発電能力と稼働台数

再生可能エネルギーではありませんが、世界の原子力発電所の発電能力と稼働台数のトップ15です。こうやってみると、アメリカ、フランス、日本が突出しています。また、一基あたりの平均発電量が大体1ギガワットであるのが分かります。(2008年1月現在 日本原子力産業協会他)

  1. アメリカ : 106 GW (104基)
  2. フランス : 66 GW (59基)
  3. 日本 : 49 GW (55基)
  4. ロシア : 23 GW (27基)
  5. ドイツ : 21 GW (17基)
  6. 韓国 : 17 GW (20基)
  7. ウクライナ : 13 GW (15基)
  8. カナダ : 13 GW (18基)
  9. イギリス : 12 GW (19基)
  10. スウェーデン : 9 GW (10基)
  11. 中国 : 9 GW (11基)
  12. スペイン : 8 GW (8基)
  13. ベルギー : 6 GW (77基)
  14. 台湾 : 5 GW (6基)
  15. インド : 4 GW (17基)

アメリカでは、ここ30年間新規の原子力発電所の建設はありません(注)。1979年3月28日のスリーマイル島原子力発電所事故は30年以上前の事だが、記憶に生々しい。でも、それ以前から稼働している原子力発電所が100基以上あるのですね。原子力発電所の耐用年数は普通40年なので、これらがこれから引退して行くので、この100ギガワット分を「再生可能エネルギー」による発電でまかなわなければいけない。
右の写真はスリーマイル島原子力発電所の今年6月の写真。右が稼働中の1号基、左がメルトダウン寸前まで行って30年間停止したままの2号基。
(注:最近30年ぶりに新しい原子力発電所が許可になった。オバマ大統領は今年2月16日、米国内での原子力発電所の新設計画で、総額83億3000万ドル(=$8,330M=約7,500億円)の融資保証を実施すると発表した。米政府が融資保証を実施するのは、電力大手サザン・カンパニーがジョージア州で計画しているボクトル原発の2基の原子炉。建設に伴い3,500人、完成後は800人の雇用が創出されるとしている。原子炉は2016年か17年に稼働開始する見通し。)