2010年は1年間で太陽光発電が15ギガワットの伸び

GTM Researchによると、2010年の太陽光発電のインストール量は全世界で15ギガワットに達したもよう。ドイツだけで、2010年の1月〜6月の半年間に3.8ギガワットが新規に稼働したらしい。(元ネタは昨日と同じでこちら。)
2013年の1年間の新規インストール量予想は25ギガワット。
2000年が170メガワットだったのを考えると、その伸びの早さが分かる。

The global photovoltaic (PV) market will reach 15 gigawatts total in 2010 and 25 gigawatts by 2013 (despite slower growth in 2011). Keep in mind that the global solar market was only 170 megawatts in 2000. Getting to one hundred gigawatts by 2020 is not out of the question. In fact, it's necessary for the credibility of the PV industry and for the sake of meeting Renewable Portfolio Standards and PV carve-outs. Germany installed 3.8 gigawatts by the end of June of 2010 and 2.13 gigawatts in June alone.

昨日のレポートでの「2013年の予想出荷量」について補足。

  • First Solar社は3.2ギガワットの製造能力見込みでダントツ
  • 次がSuntech Powerの2.8ギガワット
  • Trina SolarとYingi Green Energyの2.2ギガワット
  • Canadian Solarの1.8ギガワット
  • Solarfunの1.7ギガワット
  • シャープの1.64ギガワット(合計)

と続きます。
ここまでが「ギガワットクラブ入りメーカー」で、この7社分を全部足すと15.54ギガワットです。半導体と一緒で量産効果で製造原価が大きく下がって来ますので、設備投資競争になります。
ちなみに、平均的な原子力発電所は1基で1ギガワット程度の発電量ですが、太陽光発電パネルの発電量(ワット)はピーク値です。1日に何時間太陽が当たって発電できるかによって、総発電量はかなり変わって来ます。火力発電所原子力発電所の様に24時間発電できる訳ではないので注意が必要です。
右の写真はポルトガルにある11メガワットの太陽光発電施設。