カリフォルニア州のBalancing Authority

自分のメモです。
カリフォルニア州には、CAISOというISO(Independent System Operator)があり、ここが州内の80%程度の電力の流れをコントロールしている。
しかし、残りの20%はそれ以外がコントロールしている。
その管理域内の電力の「同時同量」を仕切っている組織を「Balancing Authority」ともいう。
CAISOも含めて、カリフォルニア州には9組織あるが、そのうちその管理地域内の電力消費量の50%以上がカリフォルニア州内にあるもの(*1)が、下記の5つの「Balancing Authority」がある。

  1. California Independent System Operator (CAISO)
  2. Balancing Authority of Northern California (formerly SMUD)
  3. Imperial Irrigation District
  4. LADWP
  5. Turlock Irrigation District

カリフォルニア州の33%の再生可能エネルギー発電の定義の中で、「カリフォルニア州のBalancing Authority」という言葉が頻発するが、その場合は上記の定義であり、この5つの「Balancing Authority」が該当する。
(*1) : more than 50% of the load served by the balancing authority is located within the political boundaries of California

ウオーレンバフェットが出資している会社であるPacifiCorpやNevada Energyは、州外が50%以上なのでこのカテゴリーには入らない。(Nevada Energyは飛び地がカリフォルニア州内にあるが、ほとんどはネバダ州内にある)
しかし、「飛び地」が多い。こういう「電力消費地の飛び地」をどうやってコントロールするのかな。