Loading Order(購入優先順位)

カリフォルニア州では、再生可能エネを推進し、環境負荷を下げるために、電力会社(LSE=IOU+POU)が電力を調達する際には、下記の「Loading Order(購入優先順位)」にしたがって調達をすることになっている。

  1. 省エネ(Energy Efficiency)
  2. デマンドレスポンス(Demand Response)
  3. 再生可能エネ、分散電源(Renewables Resources and Distributed Generation)
  4. 環境負荷の少ない火力発電(Clean Conventional Generation)
  5. その他(古くて環境負荷の多い火力発電所とか)

なお、

    • 蓄電池もLoading Orderで優先権を持たせるとの動きもある。
    • 1,2は、実際には発電する訳では無い。

実際に電力を調達する際には、需要曲線と、供給曲線(各発電事業者が出した指値)の交わった所の値段がClearing Priceとして決まって、それに基づいてどの電源を調達するかが決まる。

また、取引が全部、市場で決まる訳では無く、相対で決まる取引が実はかなりの部分を占めている。