ハワイにおける自然エネルギーの増加とダックカーブの急峻化

ハワイにおける自然エネルギーの活用(再エネ発電)に関わり出してしばらくになるが、訪問するたびにハワイの人たちの自然エネルギー活用への極めて熱心なアプローチに感動する。
小さな電力網(グリッド)ゆえに変動の影響が大きく、故にそれがうまく対策された時の効果も大きい。
これらが、ハワイが再エネ活用の実験室になっている所以であると思う。
添付は、オアフ島における2013年から昨年(2017年)までの5年間のダックカーブの変遷である。
1月の第4週の月曜日から日曜日までを比較している。
この5年間で、(1)太陽光発電の急激な増加による昼間の実需要(Net Load)の低下と、(2)夕方以降のランピングの急峻化が、如何に変化しているかがわかる。特に商業ビル等が休みになる週末。
電力会社(ハワイ電力)は、なんとしても需要と供給のバランスを数パーセントに抑えなければ電源がトリップしてしまう。