で、宇宙は熱的死へ?

(病み上がりで自己満足的な記事が続く。興味の無い方は読み飛ばしてください。)
で、真ん中に間仕切りのある箱を用意して、Aの箱は両方に酸素を、Bの箱には右側に酸素を左側に窒素を入れて、両方の間仕切りを開ける。
Aの箱は両方の酸素がゆっくり混じり合うが一見変化無し、Bの箱は酸素と窒素が混じり合ってしばらくすると均一になる。
で、Aの箱はエントロピーに変化無し、Bの箱は当然エントロピーが増える。なおBの箱をそのまま長時間置いても、元の状態に戻る事は無い(=不可逆反応)。
宇宙に於いてもこの「孤立系のエントロピー増大する」という「熱力学第2法則」が正しいとするなら、エントロピーは常に増大する方向に向かい、宇宙は長〜い時間をかけて「熱的死」に到達するはずである。
宇宙の塵が長い時間をかけて集まってやがて銀河が出来て行く過程はエントロピー減少する方向に(=マックスウエルの悪魔の存在のようなものを)感じるのだが.... やはりエントロピーは増大しているのかな?
銀河の生成という短い(?)時間のスパンで考えるとやはり「無秩序(エントロピー増大)」ではなく「秩序(エントロピー減少)」の方向に動いているように思えるが。 (万有引力が「仕事」をしているのであるが、それはBの箱も同じ事...)
下の写真はアンドロメダ座大銀河。美しい。230万光年のかなたにある。なお宇宙の年齢は、現段階での最も緻密な推定、宇宙マイクロ波背景放射の観測値を根拠に計算したもの、によると「13.73±0.12 billion years old」つまり137.3億歳±1.2億歳、とされている(WikiPedia)。

なお、Bの箱だが、酸素と窒素を選択的に(重さか分子のサイズか分子のスピードの差によって)左右に通し分ける「フィルター」があれば混ざっている気体を分ける事が出来る..... もし出来ればノーベル賞は確実!?