天然ガス価格と二酸化炭素の排出量と再生可能エネルギー

天然ガスの値段がここ1年間下がっています。

2008年前半に10ドルを超えパニックになりましたが、2008年後半から下がり始め、2009年はほぼ4ドル台で推移しました。2010年になって少し上がりましたが、ここ数ヶ月は4ドル近辺です。元ネタはこちら
天然ガスは、火力発電所の燃料として使用されます。燃焼した際に温暖化の要因となる二酸化炭素の発生が少ないこと、大気汚染の要因となる窒素酸化物や硫黄酸化物の発生が少ないことなどから、(石炭に比べれば)環境にやさしいとして注目が集まっています。
アメリカに於ける2009年の二酸化炭素の排出量が減ったのは、2009年に天然ガスの値段が下がり、石炭火力発電より天然ガス火力発電が増えたからだと言われています。
また、今年の新規の風力発電の低調ぶりは、やはり天然ガスの値段が下がり風力発電の価格競争力が減ったからだと言われています。
当たり前ですが「経済活動」は色々な事に左右されます。「風が吹いたら桶屋が儲かる」ではないですが...