欧州ではオフショア風力発電が一般的になって来たが(下の写真)、米国ではまだ商業ベースの発電所の建設は行われていない。
DoEが、2017年の商用化を目指して、7つの実証プロジェクトに毎年$28Mを供給している。
下図は現在計画のあるオフショアプロジェクト。この図は東海岸(大西洋沿岸)とメキシコ湾のみだが。
円の大きさが発電規模、円の色が連邦(緑)と州(紫)のどちらに属するかを示す。
商用化の妨げになっているのは(1)高いコスト(2)不十分なインフラ(3)先行きの分からない政策や規制、の3つ。
仮に、500メガワットのオフショア風力発電施設を中部大西洋沖に2018年に設置すると仮定すると、
- 総キャピタル経費は$3,040 million ($6,080/kW)
- 毎年の運転・メンテナンス(O&M:operations and maintenance)経費は$68 million/year ($136/kW-year)
- 工事期間の雇用機会は3,000 job-yearsで、工事期間に渡って$584 millionのお金が地域に落ちる
- 運転・メンテナンス(O&M:operations and maintenance)に313の雇用機会があり、毎年$21 millionが地域経済に貢献
以上、GTMの解説記事より簡単に紹介。オリジナルはこちら↓。
http://www.greentechmedia.com/articles/read/Can-the-DOE-Kick-Start-Offshore-Wind-in-the-US