カリフォルニア州の再生可能エネルギー

カリフォルニア州は「再生可能エネルギーへの転換プラン」で、全米の他の州よりかなり先行している。
いわゆるRPS(Renewable Portfolio Standard)。
カリフォルニア州のRPSの目標は、2020年までに再生可能エネルギーによる発電を33%にすること。
中間点としては、2010〜2012年までに20%、2014〜2016年までに25%を目標としている。
前任のシュワ知事が提案し、ブラウン知事が法制化。
で、CPUC(California Public Utilities Commission)がその進捗を州議会に報告する。
昨年(2012年)のQ3/Q4の進捗状況のレポートがこちら
レポートの中の面白いグラフを下記に転載。
最初のグラフは、33%に到達する為の毎年の達成目標を赤線で、過去の実績と今後の予想を棒グラフで記載。棒グラフ上の濃い紺は「既にオンライン」になっているもの、薄い青は「既に契約済で今後オンライン」になって行く予定のもの。
なお、電力会社との間の契約(PPA : Power Purchase Agreement)は10年とか15年の期限を持っているが、それぞれの契約は更新しないという前提の数値になっている(実際はかなりが更新される)。
今後契約するであろう「計画中のプロジェクト」を入れずにこの結果なので、RPS計画よりもかなり先行しているのが分かる。

下のグラフはこれをカテゴリー別に分けたもの。一番下の緑が「バイオ発電」、その上の紫が「地熱発電」、その上の青が「小型水力発電」、その上のピンクが「太陽光発電」、その上のオレンジが「太陽熱発電」、一番上の薄い青が「風力発電」。
「風力」が頑張っている。「太陽光発電」は今は微々たるものだが、これから急速に増える。
上の説明と同様、契約を更新しない前提の数字。また、まだ契約していない計画中のプロジェクトの発電量は入っていない。