米国に於ける風力発電統計

AWEA(American Wind Energy Association)が発表した2012年Q3までの米国に於ける風力発電の設置量統計。(クリックすると拡大)

2009年まで順調に毎年設置量が増えてきたが、2010年に経済危機と補助金の一部がカットされ一気に減少。
その後再び増えてきて、2012年の新規設置量は今のところ4.7GW(まだQ4が残っているが)。
累計で51GW。
しかし、2012年末に切れるPTC(Production Tax Credit=$0.022/kWh)が無くなると、米国に於ける風力発電産業は死に絶えるとかなりオーバーに言われ、AWEAが中心になってロビー活動が活発に行われた。
で、今回のFiscal Cliffのドタバタの中でオバマ政権がPTEの1年間の継続を辛うじて議会に承認させた。
http://www.earthtechling.com/2013/01/wind-power-tax-break-extended-through-2013/
2013年末はどうなる事やら.....
下の写真は、インストール前にローターのブレードを作業員がきれいにしているところ。大っきい....!!
風力発電の発電量は「ローターの半径の2乗、風速の3乗」に比例する。風は地上よりかなり高いところ(100m以上)で強く吹くので、風車はますます大きく、そして高くなる。