昨日の記事で、テキサス州に於ける送電網の話を書いたが、下図が現在(2014年3月)の完成度を示している。緑色が既に完成している部分で、青色が現在建設中。
色のついている5つのエリアが、風力発電重点設置エリア(CREZ)。
南西部で一部建設中(青色)の送電線があるが、それ以外は完成(緑色)した。
これにより、西部・北部の風力発電好適地より、商工業地帯の東南部へ18.5GW送電可能になる。
なお、テキサス州(ERCOT管内)では現在11GWの風力発電施設が設置されているので、まだ7.5GW分の新規設置に耐えられる。
なお、ERCOT管内での過去の最大電力消費量は2011年8月3日に記録した68GWとの事。
また、風力発電の瞬間的なピーク発電量は今年(2014年)3月26日に記録した10.3GW。一瞬の事ではあるが、この時点のERCOT管内の総需要の29%を賄ったそうである。