街灯の省電力化

街灯(Street Light)もかなり電気を食う。San Joseには、65,000の街灯がある。今の街灯はHPS(High Pressure Sodium Light)という黄色のナトリウム光源を使うケースが多いが、1灯あたり200W ~ 500W程度の消費電力。
仮に平均を250Wとすると、250W x 65,000 = 16,250,000Wの電気を使っていることになる。
16MWというのはかなりの電力で、これだけを発電しようと思ったら、中規模の太陽光発電施設が必要になる。1枚の太陽光パネルの発電能力を200Wとすると、8万枚必要。
これをすべて消費電力が1/5のLEDの街灯に切り替えたら、16MW x 0.8 = 13MWの節電になる。
San Joseでは、いまのところ250個だけLEDに切り替えて様子を見ているらしい。
なお、街灯にLEDを使うと犯罪の減少にも効果があるらしい。黄色っぽいナトリウム光源に比べ、照明の均一性と可視性が向上される。ロスアンジェルス市の警察ヘリコプターを管轄する幹部によると、空中からの可視性は5倍も改善されると評価している。
後、虫が寄って来ないとか言うメリットもあり。
下記の写真はロスアンジェルス市のフーバー通り。向こうの黄色の部分が今までのHPS街灯。手前の白くて明るい部分がLED街灯。照明の均一性と可視性が向上しているのが分かる。