物理

カロリーと熱の定義

数日前に熱力学上のカロリーと栄養学上のカロリーについて書いたが色々考えてみた。 例えば水は栄養学上のカロリーはゼロである。しかし、例えば冷蔵庫で5度に冷やした水を500 ml飲むとする。この水が消化吸収されずに37度の温度で排泄されたとする。すなわ…

燃焼とは

火力発電は原料(石炭、石油、天然ガス、等)を燃焼させた時に発生するエネルギーを用いる。火力発電の効率の悪さは色々な理由によると思われるが、燃焼現象について考えてみた。 燃焼の定義をWikiPediaで確認した。右の写真は燃焼に伴う炎。 燃焼(combusti…

「熱」の定義

WikiPediaに書いてある「熱」の定義を下記する。 熱力学における熱とは、1つの物体や系から別の物体や系への熱接触によるエネルギー伝達の過程であり、ある物体に熱力学的な仕事をすることでその物体に伝達されたエネルギーと定義される。 関連する「内部エ…

筆者が熱に拘るのはクリーンテックの色々な所で熱の処理が非常に大事になっているからである。 例えば、太陽光発電パネルは発電セルの温度が上がると発電効率が大きく落ちる。 LED素子は照度が上がれば上がるほど膨大な熱を発生し、この熱の処理(廃熱)が大…

発電効率と熱力学の法則とスターリングエンジン

熱力学の法則を考えるのは、「なんで発電効率ってこんなに悪いんだろう?」と40%とかの発電効率を見てため息をつく時である。「40%の発電効率=60%のエネルギーを無駄に捨てている事」になる。捨てるのは発電の役に立たなかった「熱」である。 日本でもアメリ…

で、宇宙は熱的死へ?

(病み上がりで自己満足的な記事が続く。興味の無い方は読み飛ばしてください。) で、真ん中に間仕切りのある箱を用意して、Aの箱は両方に酸素を、Bの箱には右側に酸素を左側に窒素を入れて、両方の間仕切りを開ける。 Aの箱は両方の酸素がゆっくり混じり合…

熱力学第二法則は証明されていない

昨日は「マックスウエルの悪魔」に話が飛んでしまったが、「熱力学第二法則」をもう一度考えてみた。WikiPediaを見ると「この法則には様々な表現がある」と書いて、下記の「表現」を列記して逃げているが、まあ無理に一言で言うよりはこの方が分かり易いかも…

基本に戻って

最近、時間があると基本的な事を色々考えている。例えば 熱って何? エネルギーって何? 光って何? 空はなぜ青いのだろうか? マックスウエルの悪魔は本当に居ないの? 飛行機の中とか時差ぼけのホテルのベッドの中で空が白んで行くのを見ている時や、銭湯…