カリフォルニア州は、温暖化ガスの排出量を、2050年までに、1990年比で80%減らそうとしているが、温暖化ガス排出量の最新データを発表した。
このレポートをツラツラ眺めていると、いろいろ面白い。
(1). 同州は経済成長が全米の他州を上回っているが、温暖化ガス排出量は減り続けている。2017年のデータによると、カリフォルニア州の経済成長率は3.6%と米国平均を1.4%も上回っているが、州法にて定められた2020年の温暖化ガス削減目標を2017年で早々と下回った。
(2). 最も削減量が多かったのは発電部門であり、前年と比較し排出量が9%削減された。今では排出量全体の14.7%しか占めておらず、今後再エネ発電が増えるに従って、2045年にはほぼゼロになるであろう優等生。
(3). 運輸部門からの排出量は0.7%増加しており、州全体の排出量の40.1%を占めた。
(4). 運輸部門と産業部門の両方で61%であるが、この分野での削減が今後の一番の課題である。
カリフォルニア州がいつガソリン車の販売を禁止するかが大きなポイントである。2035年?それとも2040年?