ソーラートラッカー(太陽光追跡装置)のプロバイダーであるNEXTracker社は現在、世界各国に向けて高機能トラッカーを供給しており、週当たりの供給量が100MW分の大台に達した。現在までに数十件の顧客サイトで1,800MW分のトラッカーが稼働中又は建設中である。
同社CEOのDan Shugar氏は、「我々は、急速な成長、世界中での採用を拡大させる中で、設計サービス、高付加価値機能の提供、高品質維持、現地サポートに努め、顧客の成功を第一に活動している。主導的ポジションにいるプロジェクト開発者やオーナー、EPC(エンジニアリング、調達、建設関連企業)は、太陽光発電システムの高生産性、耐久性向上、コスト削減につながるNEXTrackerの採用を増加している」と述べている。
(1軸であるが、筆者はこのようなシンプルな機構が好きである。)
Blattner EnergyのディレクターStephen Jones氏は、「NEXTrackerの製品やサービスの質には大変満足しており、今後2か月にわたって実施されるプロジェクトにおいても、NEXTracker社製品を組み込むことについて心配することはない。同社がマイルストーンを達成したことはとても良いニュースである」と述べている。
Shugar氏は、今後製造やオペレーションを新しい市場にも拡大する意向を示しており、グローバル市場への事業拡大によって、材料や高度QMS(品質管理システム)、現地サプライチェーンの確保、そして質の高いシステムの構築にも成功していると述べている。
商業、発電所スケールの太陽光発電システムの主要なソリューションとして、NEXTrackerの製品は多くの接地型太陽光発電に組み込まれている。製品は、コンパクトで設置が容易でありリスクが少ない、傾斜への耐性が高く低コストかつ柔軟、自己動力、といった特徴があり、広範囲の角度に対応できるとともに高度のトラッキングアルゴリズムを有していることから、発電量を15%から30%も増加させることができる。
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ちなみに、ロボット(というか小さな電気機関車のようなもの)が、レールの上を走り回って太陽光発電パネルの方向を追尾させるベンチャー企業のQBotix社(下の写真)は、残念ながらビジネスを閉じた模様。