モバイル機器の黎明期

モバイル機器向けのバッテリーの歴史を色々考えている。
今から思うと、筆者がアメリカに来た1985年頃(30年前!!)が、ちょうどモバイル機器の黎明期にあたる様に思う。
携帯電話の走りの肩がけ式の重いものを持っている人を見かけたのが1986か1987年であった。
アップルコンピューターの最初のPortable Macintosh(1989年発売)を持っている人が日本に居て、その大きさと重さに「お〜〜」と唸った事もあった。こんなのは膝の上に置けないのでラップトップでは無い。
この頃のバッテリーはニッケル水素電池であり、重量(kg)あたりの容量(Wh)が80W/kg程度、最新のリチウムイオン電池の240Wh/kgの1/3であった。(即ち、同じバッテリーの持ち時間を得るには、3倍の重さが必要。)
もちろん、バッテリーだけでは無く、その他のありとあらゆる部品や液晶が大きくて重くて電力を喰って、であったが。