バッテリーの進化

リチウムイオン電池に代表される化学バッテリーは、この30年間に重量(kg)あたりの蓄電容量(Wh)が格段に良くなってきた。
1991年に始めてリチウムイオン電池が出来た時が80Wh/kgで、今(2014)が240Wh/kgなので3倍の改善である。
同じ蓄電容量を維持するのに3分の1で済む。
でも、言い換えると、3倍にしかなっていない。
下図が、IEEEのコンピュータの進化の歴史であるが、プロセッサーがここ30年の間にExponentialに数百倍に性能が向上しているのに、一番下の青色で囲まれたバッテリーは3倍である。
まあ、これはある程度仕方ない事であり、半導体の進歩と、化学反応に制限されるバッテリーの進歩は対数とリニアの違いになる。

とは言うものの、バッテリーも半導体の様なExponentialな進歩を遂げないものであろうか?