SunEdison社(MEMC社)

アメリカの「発電事業者」にSunEdison社というのがある。
いわゆる、IPP(Independent Power Producer)というカテゴリーで、発電所を自前で建設し、「電力会社」や企業に売電することを主業務にする。
この会社、2003年の設立だが、2009年にアメリカのMEMC社$200Mで買収されてその1部門になった。
半導体出身の筆者にとって、MEMC社というのは半導体向けのシリコンウエハ製造の大手と言うイメージが強いが、2006年頃より太陽光発電セル用のシリコンウエハ製造も大規模に行っている。
MEMC社は元々は「Monsanto Electronic Materials Company」という名前で、遺伝子組み換えで急成長した「Monsanto Company」の1部門として1959年にスタートした。
その後、「MEMC Electronic Materials 」と名前を変え、1970年代にKuala Lumpur, Malaysia.にウエハー工場を建設、1981年に日本の宇都宮に研究所と工場建設。
1980年代に、価格競争で収益が悪化し、「Monsanto Company」は「MEMC Electronic Materials 」を「 Dynamite Nobel Silicons (DNS、ドイツのHüls AGの子会社、DNSはVEBAの子会社)」に売却。
その後も色々変遷しているが詳細をこちらを見てください。
2009年11月に上記の様にSunEdison社を買収。
PVモジュールを製造する一番上流(川上)のシリコンウエハ製造業と、一番下流(川下)の発電事業が合体した形になる。
今年(2013年)5月30日に買収した会社の名前をとって「SunEdison」と名前を変えた。
と、ここまでは会社の遍歴だが、このニュースによると、新生SunEdison社は、2012年に400MWdc以上のPV発電所を建設し、バックログが827MWdc、パイプラインも含めると2.6GWdcあるとのこと。


また、この記事によると、自分の発電所で使うPVモジュールの開発と低価格化を進めており、2016年に1Wあたりのパネル(モジュール)製造コストを$0.40/Wpにするとのこと。これは中国メーカーの目標よりもアグレッシブな目標である。(記事中にある様に、Apple-to-Appleの比較ではないが。)