米国に於けるPVの設置量の推移(用途別)

米国に於けるPVの設置メガワットを四半期毎に集計したグラフがこちら。

用途別に、上から「発電所(Utilities)向け」「ビジネス(事業所)向け」「住宅(Roof Top)向け」に分かれている。
ここしばらくは、「発電所(Utilities)向け」が設置容量の約半分を占め、次いで「ビジネス(事業所)向け」が約30%である。
「住宅向け」は少ないとは言え約20%を占め、このマーケットに注力するファイナンス会社や設置会社は、コンスタントなビジネスを期待している。また、比較的高値で買ってくれるこの住宅マーケット向けを狙うPV製造会社も多い。
CdTeの化合物方式をとるFirst Solar社は、これまで発電所むけがほとんどであったが、結晶シリコン方式のセルを開発しているシリコンバレーのスタートアップ企業(TetraSun)を最近買収した。これもRoof Top(住宅マーケット)狙いである。
4日前に書いた「Net Meteringの改正」を狙った「AB732」は、この「住宅向け」のPV設置の今後の方向を占う大事な法案である。