エネルギー貯蔵システムに関してのお話です。
GTM Research とEnergy Storage Associationがエネルギー貯蔵システムに関する四半期報告書を公表しました。
GTM ResearchとEnergy Storage Association (ESA)は、四半期報告書「U.S. Energy Storage Monitor」の2018年第2四半期分を公表しました。同期間におけるエネルギー貯蔵システム設置容量は、家庭部門が初めて送配電部門と商業部門での設置容量を上回る結果となったそうです。
当該報告書の主な事項は以下の通り。
米国における2018年第2四半期のエネルギー貯蔵システム設置容量は61.8MWで、前期の43.6MWより42%増加した。
MWhベースでは、2018年第2四半期の設置容量は156.5MWhと前期の126.3MWhを上回り、市場は24%拡大した。
需要家側(Behind-the-meter)の設置容量は、MWベースで全体の75%を占め、MWhベースでは全体の約66%を占めた。
カリフォルニア州とハワイ州の設置容量がMWhベースで約72%と、この2州に集中していた。
バッテリーパックの生産能力の限界があるため、いずれ市場の成長は強くなくなる見込み。
米国市場の成長予測としては、2018年に393MW、2019年に1GW、2023年に3.9GW程度に達すると試算されている。