盛者必衰は世の習いではあるが、米国における大型の太陽光発電施設(住宅以外)向けのインバータのシェアのアップダウンも激しい。
下のグラフは、このサイトからの借用であるが、2012年に30%弱のシェアを誇っていた「Satcon社」があっけなく倒産し、昨年度のシェアトップだった「Advanced Energy社」は、昨年末にインバーター事業を売りに出したが買うところがなくシェアはジリ貧となり、ついに6月29日撤退を表明。
その間隙を縫って、住宅以外でシェアを増やしているのは「Solectria社」と「SMA社」。
上記2社以外でも、Chint Power Systems、SolarEdge、Enphase、Eaton、Sungrow が、今年(2015)前半(1H)にシェアを伸ばしたとの事。
太陽光発電パネルの価格もここ4年で大幅に安くなっているが、インバーターの価格も、2014-2015年は、年率11%の勢いで下落。
2016年-2020年の下落率は8%程度と見込まれるが、どうなるか分からない。
来年(2016)はITCルールの変更前で駆け込み需要が見込まれるが、再来年(2017)はその反動で、年間の設置量(MW)は半減するとも言われている。