LED照明用の電源回路はどこに置く

4日前に書いた台湾の道路用照明も、電源回路(AC→DC)は照明器具の外に置く様に設計されている。
このLED照明の寿命は50,000時間なので、毎日12時間点灯したとして、50,000÷12÷365=11.4年となる。しかし電解コンデンサーの寿命はそこまで保たないこともあるので、どうしても途中で電源回路の交換が必要になる。熱の問題もあるが、道路用照明のポールの先の器具(Head)の中に電源回路を入れると交換が非常に大変なので、道路に近いポールの中への設置を勧めているとの事。
中国の様にどんどん新しい道路が延びて新しい道路用照明を設置する場合は、ポールも含めた設置なのでこれで良い。
しかし、San JoseやLos Angelsの様に既に何十万台も設置されている場所でのLED照明への取り替えの場合、ポールは地面にコンクリートで固められて設置されているため、ポールを変更する訳にいかない。
このあたりが、アメリカの道路用照明がなかなかLEDに切り替わらない理由の一つらしい。
因に、こちらのパナソニック製の道路用照明は電源回路内蔵です。そのかわり、かなり大きくて重くなっています。その分、ポールにかかる負荷が大きくなり、ハリケーンやストームが来た時に怖い。

なお、明るさは両方とも10,000ルーメン。