需要家サイドでの電力マネジメント

昨日に引き続き、需要家サイドでの電力マネジメントのお話

サクラメント電力公社とD.R. Horton社が、2つの地域に104軒のオール電化住宅を建設とのこと。

サクラメント電力公社(SMUD: Sacramento Municipal Utility District)は、住宅建設を手掛けるD.R. Horton社と提携し、2つの新たな地域に104軒のオール電化住宅を建設することを発表しまた。当該住宅はガスラインに接続されておらず、その代わりにヒートポンプの冷暖房と給湯装置、電磁調理器が備え付けられている。
SMUD社は同社のスマートホームプログラムの一環として新築住宅の電化に取り組んでおり、同プログラムでは、オール電化の住宅を建設する業者及びデベロッパーに対して、戸建住宅の場合には最大$5,000、複合住宅の場合には最大$1,750のインセンティブを付与している。さらに、すでに住居を有するSMUD社の顧客の場合も、ガスから電気に変更した場合には最大$13,750のリベートを得ることができる。電力会社が2050年までに温暖化ガス排出を90%削減し、州が2050年までに温暖化ガスを80%削減するという目標をクリアする手段として、オール電化住宅が奨励されている。