水素ステーション200箇所の設置を目指す

CARBが燃料電池自動車及び水素ステーションネットワークに関する2018年版の報告書を公表
 

カリフォルニア州大気資源委員会(CARB: California Air Resources Board)は「燃料電池自動車及び水素ステーションネットワーク開発に関する年次評価報告書2018年版( 2018 Annual Evaluation of Fuel Cell Electric Vehicle Deployment & Hydrogen Fuel Station Network Development)」を公表した。
主な内容は以下の通り。
産業界の試算によると、カリフォルニア州では2018年5月までに合計4,819台の水素燃料電気自動車が出荷された。
同州では、現在36箇所の水素ステーションが稼働しており、また、28箇所の新設予定ステーションに対してファンドが当てられている。2020年末までには合計64箇所のステーションが稼働すると見込まれる。
自動車メーカーが燃料電池自動車の市場拡大に対する自信を高めていることから、予想販売台数が増加している。CARBは、2021年までに23,600台、2024年までに47,200台の燃料電池自動車が走行していると予想している。
カリフォルニア州ブラウン知事が掲げる「2025年までに水素ステーション200箇所を設置する」という目標、また、California Fuel Cell Partnership が掲げる「2030年までに燃料電池自動車100万台の普及、水素ステーション1,000箇所を設置する」という目標を達成するためには、燃料電池自動車の採用と水素ステーションの開発を加速させる必要がある。