カリフォルニア州のブラウン知事のアナウンス通りに「2030年のRPS比率50%(大型水力は除く)」を達成する為にはどうすれば良いか、エクセルで計算してみた。
前提-1 : 2013年の設置量と発電量と装置稼働率(州内のみ)
- バイオマス発電
- 設置量 : 1.1 GW
- 発電量 : 6.3 TWh
- 装置稼働率:65%
- 地熱発電
- 設置量 : 2.7 GW
- 発電量 : 12.5 TWh
- 装置稼働率:53%
- 太陽光/太陽熱発電
- 設置量 : 3.0 GW
- 発電量 : 3.9 TWh
- 装置稼働率:15%
- 風力発電
- 設置量 : 6.2 GW
- 発電量 : 12.5 TWh
- 装置稼働率:23%
- 水力発電(小型)
- 設置量 : 1.6 GW
- 発電量 : 3.4 TWh
- 装置稼働率:24%
前提-2 : 2020年の電力需要300TWhのうち、州内寄与分
- 200TWh
- 注:カリフォルニア州は総電力需要量300TWhのうちその1/3にあたる100TWhを周辺州より輸入しており、州内発電量は2/3の200TWh程度である。
前提-3 : 今後下記の割合で設置が伸び続ける
- バイオマス : 4%
- 地熱 : 4%
- 太陽光 : 10%
- 風力 : 5%
- 水力(小型) : 3%
<結果>
上記の様に2030年に69%となってしまった。
う〜〜ん、多すぎる(笑)。
でも、太陽光発電の単年度の設置量は10%程度は伸び続けると思うけどね。他も、そんなに無理な伸び率じゃないけど。
このペースで進み、かつ必要なエネルギー貯蔵装置がちゃんと入れば、2040年か2050年には化石燃料や原発に頼らなくとも良くなる。