EIAのサイトより、色々な季節や条件により、再エネ発電がどの様に変化するかのパターンを。
カリフォルニア州では、再生可能エネルギーと原子力発電は「Must Take」なので、まずこれらに発電出来るだけ発電させて、残りの必要分を他の電源(ガス火力発電施設と大型水力発電)で補うと言う考え方になっている。
左上(2011年 7月26日):風力発電が朝と夜多い。太陽光は昼間にまずまず発電する。
右上(2011年10月18日):風力は夜少しだけ発電。太陽光は昼間にまずまず発電する。
左下(2012年 1月 2日):風力は午後から夜にかけてまずまず発電する。雨が降っていたからか太陽光はほとんど発電しない。
右下(2011年 5月 9日):風力は1日中コンスタントに発電。太陽光は昼間にまずまず発電する。
まあ、上記は3年前のデータなので、ピーク時で4GW程度であるが、今年(2015)にはピーク時の発電が7GWを超える。
こういう季節や天候任せの再生可能エネルギー発電がどんどん増えてくると、系統運用者は本当に大変だと思う。
先月訪問して色々議論したCAISOのコントロールセンターの人も、「今はまだ良いが、これが33%や50%になったら何が起こるか分らない」と言っていた。