電気代と太陽光発電パネル

一昨日の記事で、家庭用の太陽光発電パネルをファイナンスするにあたって「20年で電気代がこんなに高くなりますよ」というグラフがあった。下に再掲する。

電力会社に払う毎月の電気代が今が181ドル、20年後が595ドルとなっている。
又、昔「アメリカの家庭の1ヶ月の平均電力使用量」という記事を書いたが、この時に出した州毎の電力使用量のグラフを下に再掲する。

全米平均で毎月920kWhとなる。カリフォルニア州は全米平均から比べると電力使用量がかなり少ない方である。夏期のクーラーの使用量が南部の州に比べて少ないのと、冬期の暖房をガスに頼っているからだと思う。
kWhあたりの電気代は、筆者の住む北カリフォルニアでは大体$0.12なので、この単価を全米平均の電力使用量に使うと920kWh x $0.12 = $110.4/月となる。
しばらく前に、「我が家の1ヶ月の電気代は$16.55」と言う記事を書いたが、我が家はテレビも見ない、電子レンジも使わないと言う特殊な家庭なので、取り敢えず横におく。
この差は一体なんなんだろうか?
実は、今日自宅にセールスらしき電話がかかって来て、「毎月の電気代は幾らか?」とサーベイのような振りをして聞くので「20ドル以下だ」と答えたら「そうか」と言って切られてしまった(笑)。
まあ、一般的に言って、「電気を沢山使う家庭」=「広い家(沢山の部屋)に大きな家電品と照明がある」=「お金持ち」=「太陽光発電パネルをいれる可能性が高い」という図式が成り立つのだろうか?よく分からない。
ただ、我が家の廻りを散歩していると、太陽光発電パネルを屋根の上に設置しているのはわずかに3軒の家であるが、みな豪邸であるように感じる。