太陽光パネル設置メーカー頑張る

今回のSolar Power Internationalで元気があったのは、パネルの設置メーカーおよび、設置のための各種の装置を開発・販売している会社でした。
勿論、各パネルメーカーも頑張って発電効率や品揃えを競っていましたが、どうも関心はもっと下流に降りて来ている。曰く、

  • 家の屋根に非常に簡単に設置出来る
  • 工具無しで3人で○枚のパネルが一日で設置出来る
  • 軽くて壊れない架台(雨漏れしない)
  • GPS付きの太陽追尾装置で間違いなく太陽を追いかけられる(これは家の屋根では無くて、地面やビルの屋根に設置の場合)
  • 強風に強い
  • 何枚もあるパネルのうち、どのパネルが何ワット発電しているか、パソコンかスマートフォンで一目で分かる

等です。
何百メガワットの大規模発電施設も国や州の政策(RPS:Renewable Portfolio Standard)でこれから増えて行きますが、やはり今の時点では80%以上は家の屋根の上かオフィスのビルの上の設置になります。
いわゆるEarly Adaptersは一通り過ぎて、これからはEarly Majorityを攻めることになります。(右の図が典型的なマーケットインのフェーズ分けです。)
この人たちには、技術用語を並べ立てるよりも、きれいに簡単に設置されて見栄えが良いというのが売り文句になってくるのでしょうね。