先日、Solar Power Internationalでの太陽光発電インバータについて簡単に触れたが、確かに太陽光発電が一般的になるにつれ、直流→交流変換を行うインバーターの売上は一緒になって増えて行く。
右の写真は三洋のブースに展示していたGreenRay社のルーフトップ用のモジュールである。GreenRay社(三洋製の太陽光パネルの代理店)が自社ブランド(自分で開発製造しているかどうかは不明)のインバーターをパネルの裏にマウントして、付加価値をあげて販売している。マイクロインバーター業界大手のEnphase社でもまだ15年保証だが、こちらは太陽光パネルの保証期間に合わせて20年保証。
そうですよね、パネルが20年保証なのに、インバーターが15年だったら、お客は困ってしまいます。もし15年後にインバーターだけが壊れたら、屋根の上に登って壊れたインバーターのついたパネルだけを架台から外して、付け替えなければいけない。
iSuppli社のこの記事によると、「世界の太陽光発電インバータの出荷台数は2014年には9倍に拡大」らしい。
同社は、世界の太陽光発電インバータは下記の様になると予想している。
- 2010年
- 台数:2.6M台
- 売上額:5.3Bドル
- 2014年
- 台数:23.3M台(9倍)
- 売上額:8.9Bドル
同社によると、世界のインバータのワット当たりの平均価格は今年13.5%下落するそうです。激しい性能/耐久性/値段競争に勝ち残った所のみが生き残れるのですね。