米国では、エネルギーマネージメントの幾つかの手法にブロックチェーンを活用しようとする試み始まっている。
アリゾナ事業委員会(Arizona Corporation Commission)は、電力部門におけるブロックチェーン技術の活用可能性を調査するための提案手続き(docket)を開始した(docket:法案等を提案・審議するための一連の手続き)とのこと。
全米の州の事業委員会がブロックチェーン技術の調査を行うための手続きを開始するのは今回が初めてとみられるらしい。
Andy Tobin委員は、アリゾナ州電力近代化計画(Arizona Energy Modernization Plan)に従事した際に新興技術を調査し、今回の手続き要請に至ったとのこと。
同委員は今回の調査について、下記の幅広いトピックを網羅することができるとしている。
- IoT
- トランザクティブエネルギー(transactive energy)
- サイバーセキュリティ
- 電力関連の会計・簿記
- 再生可能エネルギー関連クレジットのトークン化および追跡機能
- 系統内での分散台帳技術活用
筆者は、個人的にはまずは「電力関連の会計・簿記」から始まって、徐々に広げていくべきかと思うが。。