送配電網整備は$100Bのビジネス

アメリカのGEと中国のXD Electricが、送配電網ビジネスで提携を組んだとのこと。
送電(Transmission)と配電(Distribution)は、これまでも大事だったがこれから更に重要になってくる。
米国では、今の時点では消費地に近い場所での火力と原子力発電所が中心なので何とかなっている。
しかし、今後再生可能エネルギーによる発電(風力発電、太陽光熱発電)を進めるにあたって、これまでと違う地域から巨大な電力を長距離送らなければいけなくなる。
また、中国を含む発展途上国では、電力インフラが非常に脆弱で、今後も巨大な投資が送配電に必要になる。
今回の提携では、XD Electricの持つ高圧(high-voltage:HV) 送電装置の技術をGEが入手し、これを用いて世界中の送配電網整備に取り組むとか。
GEは、グリッド自動化技術に秀でているが、XD Electricの装置が後押しするとの事。
GEはXD Electricの株の15%と取締役の席を1つ入手。
また、両社でジョイントベンチャーを立ち上げ、中国に於けるGEのグリッド自動化技術のローカライズを推進するらしい。
World Wideでは、年間$100Bのビジネスなんだね〜〜
内訳は、米国が2020年までに$673 billion、欧州が2022年までに$100 billion、中南米2035年までに$100 billionとか必要らしい。これは、ハードとソフトと設置工事とその他を含むが。
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