偏西風

台北を夕方の4時30分に出て、偏西風に乗って羽田に戻って来た。フライト情報を見ていたらなかなか面白い数字が出てくる。
 (1) 真大気速度  : 816 Km/時
 (2) 追い風    :+144 Km/時
 (3) 対地速度  : 977 Km/時 
昨日の朝、羽田から台北に向かい風で飛んでくるときは、「対地速度 674KM/時」と言う数字だけをメモったが、仮に「真大気速度」が同じ816Km/時で、偏西風の速度も同じだと仮定すると、
 (1) 真大気速度  : 816Km/時(上記より類推)
 (2) 向かい風   :-144Km/時(上記より類推)
 (3) 対地速度  : 672Km/時
となり、メモった数字とほぼ一致する。
台北(松山)から羽田までの距離は2,100Kmらしいので、飛行にかかる時間は
(A) 東京→台北: 2,100Km ÷ 672Km/時 = 3.13時間
(B) 台北→東京: 2,100Km ÷ 977Km/時 = 2.14時間
ところで、ずっとフライト情報を見ていると「追い風の速度」がかなり大きく変わる。140Km/時ぐらいだったり、180Km/時まで早くなったりする。追い風が180Kmとかになると、対地速度も1,000Kmを越える。
音速は約 340 m/s ( = 1,225 km/h)なので、偏西風の追い風を受けた飛行機の速度はかなり「マッハ1」に近い事が分かる。