台湾の桃園空港から台北への高速鉄道建設

台北松山空港で羽田行きの飛行機を待っています。
以前は、松山空港は国内線、桃園空港は国際線となっていたが、最近松山空港にも国際線が乗り入れられる様になった。成田と羽田の関係に似ている。
松山空港はとにかく市内からのアクセスが良い。今回泊まったホテルからは、地下鉄でもタクシーでも15分程度。今朝はタクシーを使ったが155NTD(約550円)だった。
なお、昨日台北市から南に車で走っていたら、高架鉄道の建設が進んでいた。聞くと、桃園空港から台北市内への直通高速鉄道の建設が進んでいるとの事。
以下は、Wikipediaよりの記事です。

路線の全長は、51.5km。機場捷運は、空港以北を台北捷運の路線(紫線)として、以南を桃園捷運の路線(藍線)として運営され、相互直通運転を行う予定である。2006年までに建設が開始され、2013年の開業を計画している。台北市内および空港駅周辺のみ地下鉄で、その他の区間はほぼ全線が高架鉄道であり、台北市内から空港までをノンストップで走る急行型と各駅停車型の通勤電車を組み合わせたダイヤとなる予定である。

そうじゃなくても密集している台北南部の市街地の道路の上を、見上げる様な高架線が建設されている。地震の多い台湾で少し怖い。
中国の資金が急速に台湾に流入し、地価が上がり、新築ビルディングや道路が建設され、色々な工事が発注され、台湾経済も活気づいているもよう。特にこの新しい線の各駅の周辺の土地の値上がりが大きいとの事、
以下もWikipediaから。

2005年に入札が行われ、日本連合(丸紅・川崎重工業日立製作所)、ドイツ・シーメンスグループ、フランス・台湾連合(アルストム・CTCI)の3者が応札した結果、2006年に日本連合が、鉄道システム一式及び車両基地建設契約を受注した。この日本連合による落札は、アジアにおいて、日本企業による初めての空港連絡鉄道事業の参入となった。

台北市内や、台北から南に向かう高速道路は慢性的に渋滞して、排気ガスもひどいので、このような公共移動手段が整備されるのは非常に良い事です。

阪口幸雄