隔離終了

12月5日に入国以来、今日で「14日間の隔離」が終わります。
毎日何回かGPSで位置確認され、「保釈中の犯罪者の気分」を味わえ、大変よかったです。
成田空港で15,000円で借りた「厚労省スマホ」は、明日、コンビニから送り返します。
____
1日1回かかってくる「テレビ電話」は、私には下記の時間にかかってきました(←2枚目の写真)。
 1日目:17:28 (強制隔離中)
 2日目:14:51 (強制隔離中)
 3日目:15:03 (強制隔離中)
 4日目:14:33
 5日目:14:04
 6日目:13:40
 7日目:12:51
 8日目:12:20
 9日目:11:39
 10日目:11:00
 11日目:10:36
 12日目:10:41
 13日目:9:51
 14日目:9:59
この「TV電話」以外に、1日2回「現在地を報告せよ」というメッセージがきて、数分以内に、左下のボタンを押す必要があります(3枚目の写真)。

f:id:YukioSakaguchi:20211221075012j:plain

 

f:id:YukioSakaguchi:20211221075029j:plain

f:id:YukioSakaguchi:20211221075020j:plain




退所予定日

今日は隔離施設からの退所予定日ですが、朝7時に検体を取ったPCR検査の結果が16:10ごろにやっと出て陰性でした。
いま(17:15)、横浜から成田空港に戻るバスの中です。
政府指定施設での隔離は、得難い経験でした。
「国家権力とは何か?」を考える、良い機会と時間をもらったと思います。

隔離施設より

写真は、隔離施設の窓から見える、みなと横浜の素敵な風景です。
私は、今日(12/8)「政府施設での強制隔離」が終わる予定で、朝の7時ごろに検体の採取を受けて、今(11:40)、結果待ちです。
この後、成田空港に連れ戻されるわけなんですが、そのバスの出発が「2時以降ですが何時になるかわかりません」ということなので「8時とかもありますか?」と聞いたら「あり得ます」とのこと。
到着時間のわからない成田空港から「自主隔離」先の神田のホテルにどうやって移動しようか思案中。
隔離者が爆増しているので、
(1)隔離施設
(2)スタッフ
(3)帰国者をピストン輸送するバス(その都度 感染対策をしなければいけない)
(4)バスの運転手
が、圧倒的に不足している模様。
隔離施設での受け入れ体制に問題があり、バスが隔離施設に到着しても、隔離者を乗せたままで2時間以上駐車場でひたすら待機させられるので、バス不足が更に悪化するという悪循環に陥っている模様です。
なお、自宅が仮に横浜にあっても、成田空港に連れ戻されます。
名古屋セントリア空港に連れて行かれる帰国者もいるようですが、この人たちも、名古屋に自宅があっても、成田に連れ戻されるようです。
同じ飛行機に搭乗していた方(私を含む)に、オミクロン感染者が発見されない事を祈るばかりです。

f:id:YukioSakaguchi:20211221074303j:plain

ホテルでのお弁当

隔離されているホテルでのお弁当です。
(1) 着いた日の深夜食(鯖の塩焼きと鳥の揚げ物+おにぎり2個)
(2) 2日目の朝ごはん(不思議な洋食らしきもの←これは困った)
(3) 2日目のお昼ごはん(不思議なパスタらしきもの←これも困った)
→これから、隔離される方へ。
カップうどん」や「インスタント味噌汁」を日数分(x2)持ち込まれることをお勧めします。

f:id:YukioSakaguchi:20211208094236j:plain

f:id:YukioSakaguchi:20211208094238j:plain

f:id:YukioSakaguchi:20211208094245j:plain

f:id:YukioSakaguchi:20211208094250j:plain





成田着からホテル隔離

昨日、15時ごろに成田に無事着きました。
しかし、政府指定の隔離施設の部屋に入ったのは、夜中の23:50。
(着陸からホテルの部屋に入るまでにほぼ9時間かかりました)
15:00頃 : 着陸
15:00~17:00 : 諸手続きやPCR検査(←ここまでは順調)
17:00~18:30 : PCR検査結果を延々と待たされる
18:30~19:00 : 検査結果(陰性)が出て、隔離先は横浜のホテルだと告げられ、禁煙や、食事のアレルギーとか色々聞かれる。入国審査・通関。
19:00~20:00 : 隔離先に行くバスを立ったまま延々と待たされる
20:00~21:00 : バスがやっと到着し、横浜に移動
21:00~23:30 : ホテルに到着も、バス内で待機(2時間半)
23:40 : やっとバスからでて、チェックイン。
23:50 : お弁当を受け取り、部屋に。
ホテルでのチェックインに時間がかかったのは、
(1) 両空港から隔離義務の入国者を乗せたバスがどんどんホテルに運ばれてくる(私のバスが着いた時点で7台が既に列をなしていた)
(2) 隔離施設に入る時の手続きが極めて煩雑。
(3) それらを時間をかけて一人一人に説明する。
(4) 成田での作業の重複が多い。成田で「カリフォルニアから帰国」「禁煙」「一人」「食事は普通」と申告しているのに、同じことをどうして何度も聞くのか?
(5) 説明する人が4人しかいない。
(6) ホテル内の上記の受け入れ作業場所が極めて狭く、8人程度しか入れないので、残りは延々とバス内で待たされる羽目になる。
作業している皆さんは極めて真面目で一所懸命でした。
 

f:id:YukioSakaguchi:20211208093910j:plain

講演告知:『米国で急速に進む水素利用』

講演告知:『米国で急速に進む水素利用』
===========================
◆ 主催:スマート社会技術融合研究機構(ACROSS)
◆ 会合:第5回将来のエネルギーシステム研究会
◆ 日時:2021年12月16日10:00~12:00
◆ 開催:オンライン開催(zoom利用)
◆ 講師:クリーンエナジー研究所 阪口幸雄 氏
◆ 参加:ACROSS会員企業の方は事前登録で無料で参加可能
◆ 講演トピックス
 1.米国における水素の立ち位置
 2.米国における水素インフラ
   2.1 水素「製造」技術
   2.2 水素「輸送・貯蔵」技術
   2.3 水素の「価格」
 3.水素「利用」技術の動向
   3.1 運輸部門
   3.2 鉱工業部門、他
◆ 講演概要
米国では、バイデン政権の目玉政策であるクリーンエネルギーへの大幅転換に伴い、2035年までの発電セクターにおける脱炭素化と、2050年のパリ協定遵守に向かってあらゆるセクターでの脱炭素化(化石燃料使用の停止)への方向転換が始まっている。
連邦議会は紆余曲折の上で「1兆2000億ドルのインフラ法案」を可決し、大統領が11月15日にサインした。
米国の発電セクター(GHG排出の27%)の再エネでは、今後膨大な量のエネルギー貯 蔵と、需給調整メカニズムが必要になってくるが、バッテリーで全部を賄うのは非現実的であり、特に長時間のエネルギー貯蔵での水素への期待が大きい。また、発電セクター以上に脱炭素化が難しいのは、乗用車以外の運輸セクターと鉱工業セクターである。
これらの解決を目指して、米国では、水素製造、水素運輸・貯蔵インフラ、 FC(Fuel Cell)スタック、水素直接発電等に関し、基礎研究・要素技術・実用化技術等が急速に進んでいる。
これらが、実証実験止まりになるか、米国の巨大なエネルギーエコシステムのある比率(20-30%?)を担えるかは、コストを含めた総合的な社会インフラ構築ができるかどうかにかかっている。
水素の活用に関しては、欧州や日本が先行しているように見えるし、確かに米国はその豊富な自然エネルギー資源もあり、今まで表舞台に出ることは少なかったが、来年(2022年)が節目の年であるように感じる。