=阪口家のエネルギーコストの話(第2弾)=
毎月のPG&Eからの請求書には、過去1年間の料金がグラフで出てきます。
夏は電気代が高く、冬はガス代が高い。
我が家は「築63年・建売・老朽住宅」で、断熱効果が極めて悪く、特に冬の寒さはこたえます。暖房を入れても入れても家が暖かくならない😢。
冬の外気温が2度ぐらいまで下がると、ガラスがとっても冷たくなります。断熱性能の良い2重ガラスにするべきなんですが、相変わらず、効率の悪いガス暖房に頼っています。
なお、カリフォルニア州は、『2050年までに温暖化ガス排出を対1990年比で80%削減』することになっており、家庭や商業施設におけるガスの使用も徹底的に減らす必要がありますが、さあ、どうやって減らすのか?
『大型発電での再エネ比率を増やす目処』は立ちつつありますが、『家庭内のガスの使用を大幅に減らす(無くす)』のは極めて大変です。
電力卸売価格
ハワイやカリフォルニアのような「再エネ発電」が進んでいる州では、大型の再エネ発電所からの『電力卸売価格』が急速に下がってきています。
例えば、カリフォルニア州の大型ソーラー(エネルギー貯蔵無し)で$0.05/kWhと、ガス火力と同じかそれよりも安くなってきています。
ハワイで最近認可されたエネルギー貯蔵(4時間)付きのソーラー施設のPPA価格も$0.08ー$0.10/kWhと極めて安いです。
にも関わらず『電力小売価格』は上昇を続けています。
これはなぜなんだろう、、、といつも考えているのですが、小売価格が「上がる要因」と「下がる要因」を私なりにまとめてみました。
また、阪口家の2019年11月のPG&Eからの請求書をつらつら眺めてみて、20年前の数値(データがないので感覚的な数値)との比較を作ってみました。
こうやってみると『発電単価』はほぼ同じですが、インフラ整備がボディーブローのように効いてきており、『送配電単価』が過去20年で極めて高くなっていることが分かります。
SSK(新社会システム総合研究所)主催のセミナー
SSK(新社会システム総合研究所)主催のセミナーで、エネルギー問題と日本の進むべき方向に関して講演させていただきました。
多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
あれこれスライドを追加したら、200ページを超えてしまいましたが、なんとか全ページ喋りきりました。