CPUC

CPUCというのは、California Public Utility Commissionの略で、カリフォルニア州に於ける色々な公共料金を裁定している。
カリフォルニア州には、PG&E, SCE, SDG&Eという大きな私営電力会社が3社あるが、ここの電気代とか、新規の発電所の建設とか、送電網の建設やアップデートは全てCPUCの認可事項であり、その権限は非常に大きい。
(公営の電力会社(POU)は、それぞれの地方自治体が管轄するので、CPUCには権限が無い。)
カリフォルニア州に於ける電気代はひたすら上昇を続けており、しかし、政策的に、「再生可能エネルギーを2020年までに33%(大型水力を入れると43%)にする」とか、「GHGを2020年に1990年レベルにする」とか、遠慮会釈なしに難題が降り注いでくる。
今回参加したEnergy Storage Conferenceでも、CPUCのエネルギー担当の人のスピーチには「キーン」とした張りつめた空気が。
スピーチ後の質疑応答でも、ほとんどエンドレスで、現在の政策の解釈の仕方とか、今後の方向とかが熱く議論された。