Pay for Performance

エネルギー貯蔵装置やデマンドレスポンスを用いて収入を上げるには、「周波数調整マーケット(Frequency Regulation)」向けが一番お金になるが、これは2012年のFERC Order 755(Pay for Performance)の影響が大きい。
下図の様に、高速でレスポンス出来るエネルギー貯蔵装置(右)は、遅いレスポンスの装置(左)に比べて、極めて良く周波数の変化に追随出来るので、この様な装置にはより多くの対価を払う(ISOによって対価は異なるが、PJMで約3倍)。

図中、緑色の線がAGCからのDispach信号で、赤色の線がそれに応じた実際の出力。
フライホイールの製造+サービス会社のBeacon社も、この「Pay for Performance」を強くFERCに働きかけていたが、制度化される前に資金が尽きて、一度倒産して別会社に買われた。
その後、FERCで制度化されて収入が3倍になったので、Beacon社も息を吹き返した。