エネルギー貯蔵とエネルギーマネージメント

先週は、1週間かけてハワイ(マウイ島オアフ島)で合計6社のエネルギー貯蔵事業者を訪問した。
ソーラーからの売電ができなくなったためもあるが、エネルギー貯蔵装置の需要が急増している。
反面、エネルギー貯蔵装置の使いにくい点もわかってきており、「差別化はエネルギーマネージメントにあり」というのが大方の認識であった。
kWやkWhあたりの値段はもちろん大事だが、それ以上に「使いこなし」が重要視されるようになってきたのは、良い傾向だと思う。
エネルギーマネージメントシステムというと、パソコンやクラウドベースが主流であるが、1社、ハード(PCBボード)で管理することでリアルタイム制御を実現している会社がオアフ島にある。
この会社は決して技術開発のスタートアップとかではなく、年間何MWもの設置をこなしている会社であるが、自分たち(=お客)が欲しいリアルタイムの制御を求めて、マイコンボード(+組込ソフト)の開発に至っている。
パソコンやクラウドの遅さや低い信頼性と1線を画するアプローチで、もともと半導体やCPUシステムボードが専門だった私はとても嬉しい。