ネバダ州のNEMルールの改正

散々もめていたネバダ州のNEMルールの改正の一部がとりあえず落着。
NPUCは2015年12月にNEM(ネットエナジーメータリング制度)を廃止したが、その結果新規の太陽光発電所有者の数が著しく減少している。
しかも、ただ単に新規の受付を停止するだけではなくて、32,000件のすでにNEMで契約している既存の太陽光発電所有者に対しても、NEM制度を用いた小売価格での売電を廃止すると宣告した。
で、当然のことだが大問題+訴訟になった。SolarCity社が訴訟の急先鋒。
散々もめた挙句、SolarCity社、消費者保護局(Bureau of Consumer Protection)、NV Energy社、およびNPUCは、2015年12月31日以前にルーフトップソーラーを導入した消費者への新しいNEMルールの適用を20年間除外し、小売価格での補償(売電)を行うという契約時のプログラムを保証することで合意に至った。
う〜〜ん、当たり前と言えば当たり前だが、こういう「とんでもルール」を州政府が決めてしまうところがいかにもアメリカである。
しかし、新規契約顧客に関しては、大幅に改定されたNEMルールが適用され、売電価格は大幅に下がる。
NPUC:Nevada Public Utilities Commission: ネバダ州公共事業委員会