送配電網は生き物の様にそれぞれのポイントの電圧や周波数が上がったり下がったりする。
電力会社や、系統運用者はこれまでは代表的な地点での値しか把握出来ていなかった。
停電等を防ぎ、最適な電力供給を行う為にはもっとデータポイントを増やす必要がある。
ということで、最近活発になってきているのは「スマートメーターを用いた電圧管理(モニター)システム」である。
まあ、別に新しいアイディアではないが、ここ5年ほどのスマートメーターの設置の拡大によって、グリッドのエンドポイントでの測定とそのリアルタイムの送信と集計が可能になってきた。
所謂、AMI(automated metering infrastructure)と言われる物である。目指すのは「VVO(Volt/VAR Optimization)」と「CVR(Conservation Voltage Reduction)」
下図の様に、現在全米では500万顧客での電圧がリアルタイムで集計出来る様になってきた。500万というのは全米の3%に相当するが、それでも大きな前進であると感じる。
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